放置竹林の問題とは
★竹がひろがっていく仕組み
★放置竹林の問題点
①生物多様性の低下
②水源涵養機能の低下
森=「緑のダム」
・雨として降った水をダムのように貯めて、ゆっくりと川に流す
・竹林は根が浅いため、水を貯える力が弱い
・降った雨が一斉に川に流れてしまう
③地滑りなどの災害の危険性
★なぜ放置竹林が増えているのか?
・山の持ち主が高齢化し、山や畑の管理が行き届かない ⇒ 耕作放棄地
・プラスチックなどの石油製品の普及、海外からの安価な竹材やタケノコの輸入 ⇒ 国内産の竹需要の低下
※静岡市の環境講座資料より
谷津山における竹林整備と里山再生(やつやま友の会で行っている作業)
放置された竹林を伐採して、広葉樹の森に変えること
毎月3~4回、谷津山に入って作業しています。この結果、放置竹林が少しづつ減少しています。
興味のある方は、やつやま友の会に入って里山再生を一緒にやりましょう。
その手順は
- 放置竹林場所での竹の伐採
- 植樹および自然萌芽植物の育成
- 下草刈り 若い木が成長するまで、数年間世話をする
- 若竹伐採 伐採した翌年、新たに芽生えた竹を処理
(これをしないと、2~3か月で10m以上の竹になる) - 隣接竹林からの侵入竹の伐採
上図の番号の説明は、下の写真の番号と同じです。