谷津山とは
静岡市葵区の繁華街から東へ約2km。市街地にあって東西2km、南北0.2~0.6kmほどの細長い小島のような丘が「谷津山」です。
谷津山の魅力
谷津山には、山頂からの素晴らしい眺望、季節を彩る様々な自然、それらに触れ合える遊歩道などたくさんの魅力があります。
竹林整備と里山再生活動
谷津山での農業の衰退によって、竹林が拡大し植生が貧弱になり、土砂流出などの問題が起きています。私たちは、放置竹林を伐採し、広葉樹の森をに変える里山再生活動を進めています。
谷津山探訪
清水寺は真言宗の名刹で1559年に創建されたと伝えられます。谷津山一号墳は4世紀に築造された県下でも最古の前方後円墳です。この他たくさんの史跡が谷津山周辺にはあります。
谷津山の植物
谷津山に自生している植物のほか、竹伐採地などに植えた植物も季節を彩ります。ヤマブキ・オカトラノオ・ノコンギク・ニリンソウなどが見られます。四季の植物の見どころを紹介します。
やつやま友の会の環境教育活動
私たちは、市民の方々と谷津山の自然や史跡をめぐり、その魅力を感じてもらうと共に、放置竹林問題を一緒に考え、だれもが憩える「まち山」の姿を夢に見て、環境講座を行っています。
やつやま友の会
やつやま友の会は、谷津山が市民・県民の憩いの場となるよう、また、植物や野鳥などにとっても良好な生息環境となるように、放置竹林の伐採や植樹を行い、美しい里山に再生することを目的に活動しています。
谷津山は、昭和の時代はお茶の生産が盛んで、その茶畑越しに東には富士山、南には駿河湾や新幹線、北には南アルプス、西には静岡駅界隈が見える見晴らしの良い里山でした。その後、お茶の生産が減少するに従って少しあったタケノコ畑の竹がどんどん広がり放置竹林となり、今日でも日々広がり続けて谷津山の4割近くを占めるまでなり、薄暗い山になってしまいました。“やつやま友の会”は、20年程前からこの放置竹林を伐採して跡地に広葉樹を植樹をしています。その結果、自然萌芽の木も含め、少しづつ里山の景色が戻ってきています。
主な活動内容
- 孟宗竹をはじめとする各種竹の伐採
- 広葉樹を中心とする樹木の植栽・下刈り・除伐などの管理
- 歩道の草刈り
- 静岡市生涯学習センター・学校などの学習への協力
- 里山づくり先進地などの視察旅行
- 会報を毎月1回発行
設立
2003年3月設立
会員数
65名(2024年4月現在)、個人会員及びサポート会員(個人・法人)で構成
活動回数
年間約40回活動
やつやま友の会では入会を希望する方を募集しています。活動体験も可能です。
お問い合わせ・入会ご希望の方は、お問い合わせフォーム よりご連絡ください。
お知らせ
- 静岡市主催「竹林整備隊」の参加者募集中です!2024年11月10日(日)に静岡市が「第1回竹林整備隊」を開催します。参加者募集中。☆全国的に「放任竹林」が問題になっています。 ・里山整備に関心のある方 ・身近に竹林があるけど整備の仕方が分からない方 ・環境ボランテ…続きを読む
- 放置竹林対策・里山整備活動「体験見学会」の参加者募集!2024年10月27日(日)、「体験見学会」を行います。やつやま友の会では、放置竹林対策、里山整備や環境教育に関心のある方に「体験見学会」を不定期で開催しています。活動が自分に出来るかどうか心配だとか、体力的に不安だとか…続きを読む
- 今が見頃の花情報(9月) センニンソウとヘクソカズラセンニンソウは、キンポウゲ科でクレマチスの仲間です。 漢字では「仙人草」です。種子につく長い綿毛を仙人の髭に見立てたから。見れば納得です。花弁に見えるものは萼です。民間療法では、生葉を手首…続きを読む
- 「谷津山里山公園」構想が提案されました。2024年6月の市議会で、東静岡アリーナ整備構想と併せて谷津山を市民が身近に楽しめる場所に整備していくとして、難波市長から「谷津山里山公園」が提案されました。やつやま友の会としても大歓迎で、今後この谷津山里山公園構想にか…続きを読む
- 今(8月)が見ごろの花情報!クサギです。2024年8月7日 暑い夏の日、クサギが咲いています。ユリに似た強い香りが漂います。シソ科クサギ属、葉に特有の香りがあり、それが名の由来になっています。花によって雄しべがピンと張り出しているものと雌しべがピンと張り出して…続きを読む